【おまけ】
目を開けると誰かに抱きしめられていた。視線をそっと上にあげれば山姥切のきれいな寝顔が見えて、私は頭を抱えた。どうやらまた無意識のうちに彼を自分の布団の中に引き込んでしまったようだ。
言い訳させてもらえば、この部屋が寒いのがいけない。隙間風が入ってくるこの部屋が悪いのだ。政府はいつになったらこの「つばき荘」を改築してくれるのだろう。あてにならない政府の動きを待つのではなく、ほかの部屋の審神者さんを見習って、私もこの部屋をリフォームするべきかもしれない。
とはいえ、現状はどうにもならず、寒いものは寒い。私は山姥切の胸元に顔を埋めた。彼の体温が心地よくて、再び微睡んでしまう。山姥切が私を抱き寄せ、額に口づけを落としてきたのはその直後のことだったが、私の意識は夢の世界へと旅立っていてまったく気づくことはなかった。