1月17日
審神者就任。せっかくなので日記をつけてみる。三日坊主にならないといいけど。
それにしても、こんな職業があったとは驚きだ。歴史修正主義者なんてはじめて聞いた。ここだけの話、彼らの気持ちはわからんこともない。でもやっている事は理解できない。
審神者は件の敵に対抗するために刀の付喪神をよぶのが役目。刀は無機物…ということで、コミュ障気味の私でもなんとかなるかと思ったけど、なんとかならないかもしれない。思っていた以上に刀剣男士は人だった。イケメンこわい。くじけそう。
最初の刀は歌仙兼定さんを選んだ。しっかりしてそうだし、私がいなくても大丈夫そうだと思ったから。……けど、彼から少しだけ人見知りのにおいを感じる。私の気のせいならいいんだけど。
案内役のきつねが「早速出陣してみましょう」とか無理難題を言うので、適当な言い訳をして先延ばしにした。このきつね、気が早くない?
イケメンと顔をあわせるのが微妙だから、きつねに「刀剣男士が戦わないときは刀に戻していいか」聞いてみた。怖い顔をされた。シャー! ってされた。きつね的にはよくないらしい。
1月18日
出陣は私はしなくてもいいらしい。ほっとしたけど、寿命が縮みそう(いや、たぶん縮んだ)なことが起こった。
きつね許さん。
装備があるなら最初に言え!!!作るから!!!ほんと万死!!!
(「万死に値する」って歌仙兼定さんが言っていた。意味がわからなかったから、辞書で調べてみた。「単に死ぬだけでなく何度も死ぬべき、という程に罪が重いさま。」*1 だって。怖い)
イケメンこわい。でも歌仙兼定さんが折れなくてよかった。こんな思いはしたくないので、戦場への出陣はちゃんと考えなくちゃいけない。手入れは緊張する。イケメンこわい。心臓に悪い。
手入れ用の資源の量も注意しなくちゃ…。
しかし、私みたいなド素人が審神者になってよかったのか。
出陣のあと、鬼畜ぎつねに早速鍛刀しましょうと言われたけど、今日も適当な言い訳して回避した。心の準備がほしい。歌仙兼定さんともまだまともに話してないのに。明日がんばる。
1月19日
歌仙兼定さんとはあんまり話せなかった。
彼はよく「雅」という。雅ってなんだろう。和歌とか、たしなめばいいのか。わからない。イケメンこわい。
きつねが鍛刀しろとうるさいので、渋々鍛刀する。小夜左文字くんが来てくれた。歌仙兼定さんとは知り合いのようだ。歌仙兼定さんがなんだかほっとしたような顔をしていた、気がする。
刀のこと、その持ち主のこと、もっと勉強しないとなあ。
短刀の刀剣男士は私より見た目が幼いので、きもーち話しやすい気がする。小夜左文字くんはおばあちゃんの家の猫を思い出す。ちょっと撫でてみたい。でも嫌そうな顔でもされたら立ち直れないので、やめておく。歌仙兼定さんに不審者扱いされても悲しいし。
1月20日
小夜左文字くんに復讐したいか聞かれた。その時は特に必要ないかな、って答えたけど、今ならこう答えるかも。
「私はあの畜生ぎつねに復讐したい」
最初の出陣の件、絶対忘れないからな。
今日は函館に出陣。怪我がなくて何より。
歌仙兼定さんが資源のお土産を持ち帰ってくれた。
1月21日
衝撃の事実発覚。歌仙兼定さんと小夜左文字くん、顕現してから今までごはん食べてなかった。冷蔵庫の食べ物が全然減ってないのを不思議に思って聞いてみたら、きょとんとされてしまった。何か食べるという発想がなかったらしい。見た目は人にしか見えないのに、こういうところは人と違うんだなあ。刀剣男士ってよくわからない。
慌てて卵雑炊をつくった。これなら胃もそんなにびっくりしないと思うけど…。味の感想は怖くて聞いてない。まずかったらごめんなさい。
歌仙兼定さんも小夜左文字くんも料理はできそうということなので、道具の使い方だけ簡単に説明して、明日からはおまかせすることにした。厨に各種道具の説明を書いた紙と料理の本をいくつか置いてみた。役立ててほしい。
この件、虐待で訴えられるのだろうか。コミュニケーションは大事だとしみじみ思った。……できる、とは今は言わないでおく。
1月22日
味噌汁、卵焼き、ほうれん草のおひたし、白いごはん。朝、歌仙兼定さんと小夜左文字くんが作ったとのことで持ってきてくれた。すんごくおいしかった。私が卵雑炊をつくる意味はなかったかもしれない。
1月23日
刀剣男士なのに女の子もいるのかと思ったら男の子だった。女子力高すぎ。乱藤四郎さん。そこらの女の子より美少女だと思う。なのに、男の子なんだって。イケメンってやっぱりこわいな。
函館にて、小夜左文字くんが拾った刀を顕現。
1月24日
気がついたら1週間過ぎていた。きつねに鍛刀しないのですか、とせっつかれる。断固拒否。
会津にて回収した刀を顕現→前田藤四郎くんと秋田藤四郎くんが来てくれる。
2人は乱藤四郎さんとは兄弟らしい。話によるとまだまだ兄弟がいるとのこと。……そんなに増えるのか。
見た目は子どもな短刀たちだけど、皆とてもしっかりしている。「主君」と呼ばれるのがなんか恐れ多い。もっと気軽に呼んでもいいんだよ、と思ったけど、あんまり気軽に話しかけられたら私のノミの心臓がもたないので言わないでおいた。
1月25日
きつねに同期の審神者さまたちと比べると進軍が遅いですね、と嫌味を言われた。
私は自分のペースでやるからいいんだ。いいよね? 早ければいいってものでもないよね? 確実に進めてるし大丈夫だよね?
今日は宇都宮に出陣してもらった。敵の本陣へは行けなかった。今更だけど、どうして行き先を賽子で決めなければならないのか。好きに行かせてくれ。
回収してきた刀から鯰尾藤四郎くんを顕現。鯰尾藤四郎くんははじめての脇差。乱藤四郎さん、前田藤四郎くん、秋田藤四郎くんのお兄さん的存在でもあるらしい。世話を焼くのが好きと言っていたけれど、今後新しく来た刀剣男士のお世話役に任命してもいいだろうか。歌仙兼定さんはやっぱり人見知りっぽいし。
刀剣男士も6人目。戦力は増えたけど、私の胃がやばい。イケメンこわい。
(これ以降もイケメンこわい日記が続く)
*1 weblio辞書(https://www.weblio.jp/)「万死に値する」より引用
※ドロップ内容が変わる前に書いたものなので、一部現在ドロップできる刀と違っています。