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2024年11月18日(月) 11:18:56〔1年以上前〕 更新
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2023/06/12 (Mon) 21:43:36 No.8 by みやこ 〔2年以上前〕
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審神者が鏡の前で何やら粧しこんでいる。普段は最低限のメイクしかしていない彼女だが、今日は違う。アイシャドウにリップ、チーク、マスカラ、ファンデーション、口紅などなど。とにかくいろいろ塗ったり引いたり重ねたりして、顔を作っている。
いつになく浮かれた様子でその表情はどこか楽しげだ。いったい誰のためにこんなことをしているのか。
「主、どこかに出かけるのか?」
鏡越しに尋ねれば、彼女は「ええ、ちょっと」と言葉を濁した。
「言えない場所なのか? 護衛は?」
「えっとその……推しに会いに行きます。前田くんが一緒です」
そう言って、鏡の中の審神者が微笑む。
俺の知らない顔だった。「そ、そうか」動揺を隠すようにそう返せば、審神者は「はい」と嬉しそうな顔をする。
「それじゃあ行ってきますね」
「ああ」
うまく笑えただろうか。山姥切は審神者の背中を見送ってからそっと息を吐いた。そして、考える。推しってなんなのだ、と。
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